ペインクリニック

専門外来
Outpatient Speciality

ペインクリニック

ペインクリニックとは

人は誰しも、頭痛、腰痛、膝痛、神経痛など「痛み」に悩まされた経験があります。痛みは日常生活を脅かし、ときに心身に大きな影響を及ぼします。

吉野整形外科の「ペインクリニック」では、整形外科疾患から生じる痛みに対し、神経ブロック療法を中心とした治療を行っています。
痛みの原因をただ抑えるのではなく、「痛みが作り出す悪循環」を断ち切り、機能回復や生活の質の改善を目指すのが当院の特徴です。

吉野整形外科が選ばれる4つの理由

① 痛みの悪循環を断ち切る治療方針

交感神経の緊張・血流障害・筋緊張によって「痛みがさらに痛みを生む」悪循環を、神経ブロックによって遮断します。

② 専門医による神経ブロック療法

局所麻酔薬やステロイド薬を用い、患者さまの状態に合わせて薬剤の濃度や量を調整。X線透視を用いた精密なブロックも行います。

③ 即効性と持続性を兼ね備えた効果

神経ブロックは数分で痛みが和らぐこともあり、筋緊張の改善や血流改善も期待でき、永続的な症状改善にもつながることがあります。

④ 安全性に配慮した治療体制

既往歴や薬剤アレルギーを丁寧に確認し、熟練した専門医が手技を行うことで安全性を確保しています。

ペインクリニックの主な症状・疾患

吉野整形外科のペインクリニックでは、整形外科領域を中心に幅広い痛みに対応しています。
「この痛みも対象になるのかわからない」と迷われる方も、まずはご相談ください。

頭部・頚部の痛み

(筋緊張性頭痛、片頭痛、頚椎椎間板ヘルニア、頚椎症性神経根症など)

肩・上肢の痛み

(肩関節周囲炎[五十肩]、上肢の神経障害[手根管症候群、肘部管症候群、ギヨン管症候群]など)

胸部・体幹の痛み

(肋間神経痛、帯状疱疹後神経痛など)

腰・下肢の痛み

(腰椎椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・腰椎すべり症・梨状筋症候群などによる坐骨神経痛)

筋・筋膜性の痛み

(筋緊張による起こる首の痛み・肩の痛み[肩こり]・腰の痛みなど)

当院で行っている神経ブロックとその適応

診察室で行うもの
後頭神経ブロック筋緊張性頭痛
肩甲上神経ブロック頚椎椎間板ヘルニア、頚椎症性神経根症、肩関節周囲炎など
傍脊椎神経ブロック腰椎椎間板ヘルニアなどの脊椎疾患では反射性(防御性)に傍脊柱筋の筋緊張が亢進します。
そのような反射性筋緊張に対して行います。
肋間神経ブロック肋間神経痛(肋間神経に沿った胸の痛み)
外側大腿皮神経ブロック知覚異常性大腿痛(外側大腿皮神経が鼡径靭帯で圧迫を受け大腿部に疼痛や知覚鈍麻の生じる疾患)
坐骨神経ブロック坐骨神経痛(臀部から下肢にかけての疼痛・しびれ)
梨状筋ブロック梨状筋症候群による坐骨神経痛
仙骨部硬膜外ブロック腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症などによる腰下肢
トリガーポイント注射筋・筋膜性疼痛で、筋緊張部や筋膜に圧迫などの刺激により痛みが誘発される部位をトリガーポイントといい、そこにブロック注射を打ちます。

セカンドオピニオン・専門的なご相談

セカンドオピニオン

「手術しかないと言われたが不安」「痛み止めを飲み続ける以外に方法はないのか」といった方に、神経ブロックをはじめとする別の治療選択肢をご提示します。

専門的なご相談

長引く痛みで生活が制限されている方、既存の治療で改善しない方に対し、神経ブロック療法を含めた多角的な治療を行います。

症状を悪化させないための早期受診

痛みを放置すると、交感神経の緊張や筋緊張により「痛みの悪循環」が強まり、慢性化してしまいます。強い痛みやしびれを感じたら、早めに受診することで改善の可能性が高まります。

院長からのメッセージ

痛みは「体の警告」ですが、長く続くと日常生活を奪い、心身の健康にも大きな影響を及ぼします。これまで多くの患者さまの「痛み」と向き合ってきましたが、適切な治療で痛みの悪循環を断ち切ることは十分可能だと実感しています。

吉野整形外科のペインクリニックでは、神経ブロック療法を中心に、一人ひとりの症状や生活背景に合わせた治療を行っています。数分で痛みが和らぎ、歩けるようになって帰宅される患者さまを目にするたび、痛み治療の大切さを改めて感じています。

「痛みで生活が制限されている」「他の治療で効果がなかった」という方も、どうぞご相談ください。痛みから解放され、安心して生活できるように全力でサポートいたします。

吉野整形外科 院長 吉野 匠

HOMEへ