
専門外来Outpatient Speciality
骨粗鬆症外来(健診)

骨粗鬆症外来(健診)とは
昔から「年をとると骨がもろくなる」と言われますが、その原因のひとつが骨粗鬆症です。骨粗鬆症とは、骨密度(骨塩量)が減少し、骨が弱くなって骨折しやすくなる状態を指します。
骨粗鬆症は女性の閉経後に急激に進行することがあり、また加齢に伴って誰にでも起こり得ます。特に高齢者は骨折のリスクが高く、注意が必要です。
吉野整形外科の「骨粗鬆症外来」では、骨密度測定および血液検査による診断、薬物療法、生活習慣の改善指導を組み合わせ、患者さま一人ひとりに合った治療を行います。
吉野整形外科が選ばれる4つの理由
① 骨密度測定および血液検査による正確な診断
骨密度測定は外来で簡単に結果が得られます。血液検査は骨代謝状況を調べることができます。定期的な測定により、長期的な骨量の変化および骨代謝状況を把握できます。
② 早期からの治療で骨折を予防
骨密度が大きく減少してからでは回復が困難です。早期に治療を開始することで、骨折のリスクを抑えることができます。
③ 患者さまの背景に合わせた薬物療法
閉経直後の女性、高齢者、若年者のダイエットや内分泌疾患に伴うものまで、病態に応じた薬剤(SERM[エストロゲン製剤]、骨吸収抑制剤[ビスホスホネート製剤]、活性型ビタミンDなど)を選択します。
④ 生活習慣改善まで含めた総合的サポート
カルシウム摂取、日光浴、適度な運動など、生活習慣の改善方法も丁寧にアドバイスします。
骨粗鬆症外来の主な症状・疾患
吉野整形外科の骨粗鬆症外来では、骨密度の低下やそれに伴う症状に幅広く対応しています。
「この症状も対象になるのか」と迷われる方も、まずはご相談ください。
閉経後に起こる骨粗鬆症
(エストロゲン低下による高回転性骨粗鬆症、急激な骨量減少など)
加齢に伴う骨粗鬆症
(骨芽細胞の働きの低下による低回転性骨粗鬆症)
内分泌異常およびステロイド投与による骨粗鬆症
(甲状腺機能亢進症、クッシング症候群、関節リウマチなど)
若年者にみられる骨粗鬆症
(過度なダイエット、不規則な食生活によるカルシウム不足など)


上記以外の部位や症状についても、基本的に幅広く診療しております。「この症状でも診てもらえるかな?」とご心配な方も、まずはお気軽にご相談ください。
実際の検診の流れ

1
問診票の記入

2
問診票をもとに診察

3
骨密度の測定

4
検査データ説明

5
検査結果を基に治療法を説明
セカンドオピニオン・専門的なご相談
セカンドオピニオン
「薬を飲んでいるのに改善が見られない」「治療の選択肢を知りたい」といったご相談に対応します。
専門的なご相談
骨密度測定の結果をもとに、薬剤(SERM[エストロゲン製剤]、骨吸収抑制剤[ビスホスホネート製剤]、活性型ビタミンD)など、運動習慣、転倒予防の工夫など、生活全体にわたるアドバイスを行います。
症状を悪化させないための早期受診
骨粗鬆症は、一度進行すると骨密度を元に戻すことは困難です。だからこそ、早期の診断と治療開始が大切です。4か月に1度は保険で骨密度検査を受けられるため、定期的な検査を通して自分の骨の状態を把握しましょう。
院長からのメッセージ
骨粗鬆症は「骨がもろくなる病気」ですが、その影響は転倒や骨折をきっかけに寝たきりや介護につながる、非常に大きな問題です。
吉野整形外科では、患者さまが年齢を重ねても元気に歩き続けられることを目標に、骨粗鬆症の予防と治療に取り組んでいます。骨密度測定や薬物療法に加え、日常生活での注意点や運動のアドバイスまで、幅広いサポートを行っています。
「骨粗鬆症はまだ自分には関係ない」と思っている方も、早めの検査と予防が将来の安心につながります。どうぞお気軽にご相談ください。
吉野整形外科 院長 吉野 匠